DXが失敗する原因は、ITの問題ではありません
- ihornet8
- 2 日前
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― 中小企業の現場で起きている本当の課題 ―
なぜDXは「IT導入」で止まってしまうのか
DXという言葉が広まり、多くの企業が「何か新しいシステムを入れなければならない」と感じるようになりました。
しかし現場では、次のような状況が頻発します。
高額なシステムを導入したが、使われていない
操作が分からず、結局Excelや紙に戻る
IT担当者だけが孤立してしまう
これは決して珍しい話ではありません。
問題は、DX=IT導入 という誤解にあります。ITはあくまで「手段」であり、DXの目的は 業務や働き方そのものを変化に適応させること です。
目的が共有されないまま導入されたITは、現場にとって「負担」にしかなりません。
現場で実際に起きている3つの失敗パターン
1. 現場の理解が置き去りになっている
経営層や外部ベンダー主導でDXが進むと、現場は「なぜ変わるのか分からない」状態になります。
結果として、
協力が得られない
形だけの運用になる
責任の押し付け合いが起きる
DXはトップダウンだけでは成立しません。
2. 業務が整理されないままシステム化している
業務フローが曖昧なままシステムを入れると、「何をどう入力すればいいのか分からない」状態になります。
これはアナログの混乱を、デジタルに移しただけという状態です。
DXの前に必要なのは、業務を言語化し、可視化することです。
3. 「誰のためのDXか」が不明確
DXが目的化すると、現場は「やらされ感」を強く持ちます。
お客様のためか
社員のためか
経営判断のためか
この視点が曖昧なDXは、必ず失敗します。
DXの失敗は「人の問題」なのか?
よく「結局、現場のITリテラシーが低いからだ」と言われます。
しかし、これは本質ではありません。
問題は 人ではなく、設計 です。
学ぶ時間が確保されていない
説明や対話が不足している
失敗しても修正できる余地がない
こうした環境で、「人がついてこない」と言うのは酷な話です。
DXとは、人が変化できる前提をつくる設計 でもあります。
ihornetworldが考えるDXの本質
ihornetworldでは、DXを次のように捉えています。
DXとは、変化に適応できる状態をつくること
ITは主役ではありません。主役は、現場で働く「人」です。
そのために必要なのは、
小さく始めること
話しながら進めること
失敗を許容すること
DXは一度きりのプロジェクトではなく、循環し続ける取り組み です。
失敗しないDXのために、最初にやるべきこと
最後に、最初の一歩として大切なことを整理します。
現場の声を聞く
業務を言葉にする
ITは最後に選ぶ
この順番を守るだけで、DXの失敗確率は大きく下がります。
おわりに
DXがうまくいかないのは、技術が足りないからではありません。
人と業務と思想が、つながっていないからです。
ihornetworldは、ITだけでなく「現場の理解」から支えるDXを目指しています。

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